歯科衛生士の婿

歯科衛生士話は少なめ。主にクルマと仕事のこと。

それは統計ではない。宣伝だ。

統計ってなんぞ?と聞かれるとあまり明確な答えはないけれど、どこかの企業が実施したアンケートやらを「統計」として鵜呑みにしてしまう人が結構いるように感じる今日この頃。

この間もランサーズのニュースリリースを「統計」と言ってた記事を見たけど、それだってランサーズは顧客増やしたいし投資されたいだろうから、何かしらバイアスかけてデータを出すのが普通のはず。それを何も考えずに数字になってるから正しい、と思ってしまうのは思考停止の一種だと思う。

 

www.lancers.co.jp

 

フリーランサーが増えた~って書いてあるけど、それ宣伝のためにやってるんだから当たり前だろ、と思うんだけど、どうやら「数字」になるとあっさり信じてしまう人は結構いるらしい。

というか僕の職場にもいる。

 

その相関はおかしい、って頼むから言ってくれ

仕事柄広告代理店との打ち合わせもあるんだけど、彼らって「ノリと勢い」みたいな感じでチャラチャラ仕事してるもんだと勝手なイメージ持ってたんだけど、結構数字出してくるんですね。

まあその数字が問題なんだけど、平気な顔して「御社の場合、広告出稿金額とコンバージョン数は相関の関係にあって」とか言い始めて、そりゃそうだろ思ってたら相関係数0.98とか言い出すのね。

え?ちょっと馬鹿にしてんの?相関係数0.9超えたらときって、なんか間違ってるとか擬似相関疑うもんじゃないの?と思ってたら、職場の同僚(43歳ぐらいのおっちゃん)が「うん、そんなもんだよねぇ」とか言い出すワケ。

おいおい、ちょっと待て待て。相手は広告代理店ですよ?広告売るために来てるんだから、出稿金額の相関なんか多少いじってくるに決まってますよ?多少どころか0.98とか統計をほんのちょっとかじった素人の僕でも怪しいと思える数字なのに、何かそんなもんだよねぇ、だ。

こんな人が世間一般で言う「大企業」で何億もの広告費を扱っているのが現状ですよ。いや恐ろしい。

 

なんで数字に弱い人多いんだろうか

 

 

なんでこんなに数字に弱いのかと考えてみたけど、多分圧倒的に「勉強が足りない」のだと思う。もちろん、中学高校では相関係数がゴニョゴニョなんていう授業はなかったと思うし、統計をやるのは文系の一部と実証をやる理系だけ。

そんでもって、こういう人たちって全然自分で勉強しない。みんな学歴はいいから、大学受験で力尽きたんだと思う。資格試験とかはやるみたいだけど、ほとんど読書もしない。

 

相関と相関を使った嘘やダマシの手口なんて少し調べればわかるのに、指摘しないのはやっぱり数字で出されて、「なんか難しそうな数字出てきたな」ぐらいにしか思っていないのだと思う。

広告代理店にだって、そんなすごい統計家がウジャウジャいるわけでもないから、突っ込むのは簡単なんだけど、その簡単なツッコミすら入れられないのが現状。

もうちっと勉強しようぜ。

というわけで部内でおすすめの本を紹介したりデスクに置いて、読んでもいいよ、って言ってるのに同い年の同僚一人以外誰も手に取ってくれない(泣)

 

ちょっとだけでいいから勉強しよう!

統計家になれと言っているんじゃない。僕だってそれは無理。ただ、統計家気取りでウソをつく奴には突っ込み入れなきゃいけないし、社内の分析チームと話すときに少しの統計の知識があるだけで分析の質がグンと上がるはずなんだ。

そのために少しでいいから統計をかじってみてほしいと思う。

 

 

あ、でも知り合いのデータ分析のスペシャリストと話してると、少しかじった程度で知っている分析手法を使ってなんでもやってみようと考えるのが一番マズい、って言われてるのも事実。

僕は、自分がちょっとかじった程度の知識しかないけど、ざっくりとはわかってるよ。だから話し合って良い分析結果にしようね、ぐらいの意識が持てるといいんじゃないかなと思ってる。

ガチの統計家にそんなことをいうと、鼻で笑われるか怒られるかのどっちかなのは知ってるけど。実際に何度かキレ気味に言われたことがある。「統計ってそんな甘いものじゃない。大学院まで行って学んで初めて分かるものなんだ」って。

 

でも僕がやりたいのは統計じゃなくてビジネスだからね。残念だけど、生真面目な統計家が何ヶ月もかけて分析している間に世の中は変わってるかもしれないし競合に先を越されているかもしれない。

だからそんなに深いところまでやるつもりはない。利益出せればそれで良し。

それこそ分析のための分析になってしまうから気をつけないとね。

 

ヤバい統計学

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