歯科衛生士の婿

歯科衛生士話は少なめ。主にクルマと仕事のこと。

データ分析と覇王翔吼拳

変なタイトルだが、本日はデータ分析の話をしたい。

 

というのも、最近僕の勤務先でもデータ分析をしようという流れがあり、何故か勢いでデータ分析チームというのが立ち上がっていたのである。

そもそも流れで作るものでもないだろうというのはごもっともだが、出来てしまったものは仕方がないので、微力ながら協力することになった。

 

そこで得た教訓が「データ分析は覇王翔吼拳」だ。

 

何が言いたいのかわからないかもしれないが、順を追って説明したい。

 

分析のための分析

これをやるともうおしまいだと僕は思っている。その分析プロジェクトは崩壊する。

分析のための分析とは、「何をしたいのか」という目的が分析になっているパターンのこと。

分析とは何かを明らかにするために行うもののはずだ。ビジネスであれば売上減少の要因、政治・政策であれば法規制により犯罪の発生を抑止できたか、などだ。

これらの分析の行き着くところには、売上減少の要因を排除・改善や、法規制の見直しという「行動」がある。

しかし、分析のための分析には「行動」はない。

分析をしてハイおしまい。である。

 

分析のための分析はどこにでもいる

こういうことはどこでも起きうると思っている。

分析に限らず、Excelで集計シートを作るときも、なまじExcel慣れしている人が作業をすると余計な関数やグラフ、シート間の参照が増えて、重くてわかりにくいExcelファイルが出来上がってしまう。

ビジネス経験のある方であれば、そのような奇々怪々なExcelを一度は見たことがあるのではないだろうか。

これの原因は「分析のための分析」と同じで「ExcelのためのExcel」を作ってしまっているからだ。分析は「目的と行動のため」、Excelは「集計や可視化のため」でなくてはならないのにだ。

 

原因がわかっていれば答えは簡単だけれども、残念ながら僕は明確な答えを持っていない。ただ言えるのは、ちゃんと目的意識を忘れなければいいだけの話でもある。

しかし、それが出来ないから「分析のための分析」という誰もハッピーにならない行動が生まれてしまう。

 

 分析と格闘ゲームは同じ

前置きが長くなったけれども、僕は職場で「分析のための分析」を眺めているうちに、「あ、これはアレだ。格ゲーと同じだ」と気づいたわけである。

挌ゲーとは格闘ゲームのことで、ストリートファイターとかそのあたりの人や動物やロボットなんかが殴る蹴る投げるで相手をしばくあれである。

 

僕が小学校のとき、「龍虎の拳」という格闘ゲームが流行り、そのゲームに登場したのが覇王翔吼拳だ。

 

覇王翔吼拳は強力である。当たれば相手の体力を大量に削れるし、見た目もかっこいい。

しかし、外せば隙が大きいし、技を出すのに必要な気力も使い切ってしまう。つまり、ここ一番で出すべき大技である。

 

にも関わらず、小学生の僕は覇王翔吼拳を出したくて出したくて、他の技には目もくれず覇王翔吼拳のコマンドを入力し続けた。

当然、相手には見え見えだし、技の出し終わりに襲われるどころか、出す前にやられてしまっていた。

 

僕は「覇王翔吼拳のための覇王翔吼拳」を出そうとしていたのである。おかげさまで誰でも勝てるコンピュータ戦にすら勝てず、僕は龍虎の拳をクリアすることはできなかったのである。

最近になってYoutubeなんかで龍虎の拳のプレイ動画を見ると、上手い人というのはほとんど大技を使わない。使っても確実に当てられるときや連続技のフィニッシュに使っているのである。

上手い人というのは目的が技を出すことではなく、「勝つこと」であったのだと思う。

だから大技を出すことにこだわらず、勝つための技を使っていたのである。

考えてみれば当たり前だが、小学生の僕は気づかなかったのであり、格闘ゲームが弱い原因はそこにあったと思う。

 

 

これはビジネスでも同じことが言えるのではないだろうか。

最近はデータ分析やらデータサイエンティストやらが流行っているからうちもやろう、という流れを効くのだけれど、データ分析は龍虎の拳で言うところの覇王翔吼拳なのである。

つまり、強力だけどミスると痛い。そして派手なので使いたくなる。

ミスらないためには分析の先に何があるかを考えなければならない。格闘ゲームが上手な人が「勝つこと」を考えていたように、分析の先には「改善施策と行動」があるはずだ。

 

とまあ好きに書いていたら全然まとまりのない文になってしまった。

「分析は覇王翔吼拳」というフレーズが同僚にウケたので使いたかっただけです。

おやすみなさい。

 

SNK ARCADE CLASSICS Vol.1

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