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歯科衛生士の婿

まったり系ウェブマーケター

シャリ半分にするのは大変だって気づいて欲しい

シャリを残す女性が増えたとかなんとか、だそうではてなブックマークの人気記事に上がってました。

 

ブクマコメントを見てみると、刺身食えだとか寿司屋行くなとか書いてありましたが、気になったのが回転寿司のタッチパネルで「シャリ半分ボタン」を追加すればいい、というもの。

 

確かに簡単に解決できそうだけど、実はこれは結構大変な話なんです。

ボタンを追加するにはシステム開発が必要だし、シャリ握り機の設定変更もしくは入れ替えが必要。

 

簡単に、回転寿司チェーンがシャリを半分にするときのコストを考えてみよう。

 

まず、シャリ握り機の入れ替えが必要だとします。

一台100万円かかるとして、各店舗に3台、全国100店舗で入れ替えたら、それだけで3億円かかります。

ちなみに参考にしたのはこちら。

普段からヘッドホンでお世話になっているオーディオテクニカ製です。なぜ寿司マシーンを作っているかは忘れましたが、タモリ倶楽部で紹介されて以来、僕の中では寿司マシーンといえばオーテクです。

 

また、システム開発も必要で、シャリ半分ボタンを画面に追加しつつ、バック側(スタッフさんが読み取る用)とかデータ分析用にちゃんとデータ連携ができるか、といったテストも必要になります。

 

さらに、寿司は最後に人間が出しますから、人間が間違いなくやっていけるか、オペレーションのテストも必要です。

この時点で、シャリが半分だと見分けがつきにくい、などの問題が発生するとお皿の色やデザインを変更するなどの対応も必要です。

 

これだけで結構お金と時間がかかるのがわかりますよね。

  

シャリ半分で出すには、これをやってさらに利益を出せるぐらいの市場の価値、需要がないといけないのですが、ツイッターで100件程度見つかったぐらいでは、大した需要があるとは思えません。

 

仮に全国に500人ぐらいのシャリ残し派がいたとして、彼/彼女らの売り上げはせいぜい年間15000円程度でしょう。

とすると、年間の売り上げはトータルで750万円。。。ここからさらに材料費や人件費がかかりますから、大変ですね。

 

というわけで超ざっくり計算してもコスト対効果が微妙なので、簡単にシャリ半分のサービス始めようと考えると、業務サイドもシステム担当も死にます。

 

シャリ半分をチェーン店がやるには、開発コストに見合った売り上げ増や、新たな顧客の取り込みが見込めないと無理です。 

シャリを少なくして提供することを考えられない奴はビジネスのセンス無し、という人もいましたが、僕からすると、この人は大規模ビジネスで何かを変更することの大変さをわかっていないだけのような気がします。