歯科衛生士の婿

歯科衛生士話は少なめ。主にクルマと仕事のこと。

「予防安全評価 最高ランク」というのはさほどあてにならない件

最近は軽自動車でも自動ブレーキが付くようになって、ダイハツのタントカスタムやムーブカスタムの一部グレードはJNCAPの予防安全評価で最高ランクを獲得したことをアピールしていますね。

ここでいう最高ランクというのは「ASV+」を指すようです。

「ASV+」とはなにか?

「ASV」はAdvanced Safety Vehicle(先進安全車)の略称で、いわゆる自動ブレーキやはみ出し警報を搭載しているクルマに与えられる証明?のようなものです。

「ASV+」はASVよりも評価点が高い水準のクルマに与えられます。

具体的には評価点2点で「ASV」、12点以上で「ASV+」となるとのことです。

 

さて、最高ランクなんだからさぞ凄いんだろうとJNCAPのウェブサイトを見てみると、どうも衝突軽減ブレーキの性能には疑問があります。

まず、2車種とも30km/hでの走行では、前方にいる停車したクルマ(ダミー)にガッツリぶつかってます。

 

タント カスタム

https://youtu.be/G2e7YMFNVsM

 

ムーヴ カスタム

https://youtu.be/YwWTQ8TWYuI

 

 

また、走行中の車両に対するブレーキ機能も、効ききらずにぶつかっていますね。

https://youtu.be/l1peeZtZzao

https://youtu.be/NHin05abzgw

 

軽自動車の場合は、停止車両に対する衝突軽減ブレーキの試験は30km/hまで。 40km/h、50km/hは普通自動車のみ試験をしているようです。

あれ?スバルや日産のクルマも「最高ランク」とってたような、、、

というわけでレヴォーグとスカイラインの評価を見てみることに。

レヴォーグ

https://youtu.be/gPo48-C-0lQ

 

スカイライン

https://youtu.be/S6CENdM_31w

 

バッチリ止まってますね。

しかも2台とも軽自動車の30km/hより速い50km/hでの走行です。

そもそもクルマの性能自体に違いがありますし、完全に停車しないほうがよいという意見も聞きました。(急ブレーキで後続車にぶつかられたり、ハンドル切って余計にひどい事故になる可能性があるそうで、、、)

とはいえ、50km/hでもしっかり止まれるクルマと、30km/hぐらいの速度でもブレーキが完全にはぶつかってしまうクルマの予防安全性能が同じ「最高ランク」ってのはちょっと納得がいきませんね。

JNCAPはこれから評価方法を考えていくのでしょうが、衝突安全性能と同様に最高を5つ星にするなどの方法で評価しないと、消費者にとっては判断しづらい状況になっていると思います。

あと、いくら予防安全性能が高くても、実際にぶつかってしまった時の安全性能のほうが大事です。 タントカスタムもムーヴカスタムも、衝突安全性能についてはアセスメントが行われていません。予防安全性能は「最高ランク」だけど、ぶつかったらボディはグチャグチャです、じゃ笑えませんよね。

前にも書いたかもしれまえんが、予防安全はあくまで予防。自分が運転をミスらなくても事故は「巻き込まれる」可能性があるのですから、やっぱり実際に事故になってしまった時の頑丈さも大切にしたいですよね。